HOPE for Haiti
arco setteの一部商品の仲介をしてくれているフランス人のAnne(アンヌ)。
彼女には本業の他に、ライフワークと掲げている大切なタスクがあります。それはハイチの人々の援助をすること。
2010年1月12日、ハイチ共和国をM7の大きな地震が襲いました。その被害の大きさは想像を絶するもので、約30万人もの犠牲者を出し、300万人以上の人々が家を失いました。
震災前にも決して豊かではなかったハイチ。この地震が追い打ちをかけるように、彼らの生活を劣悪な環境へと追いやったのです。震災から3年以上経った現在でも、数十万人の人々が厳しい状況下で暮らしているそうです。
そんな現地の人々を支援するために、Anneはパリから何度も現地を訪れ、ハイチの工芸品や、新たにデザインされた商品を制作する為の支援をしています。個々の人たちがスキルを蓄え、商品を作り、それを販売する。Anneはその商品の販売もお手伝いしています。
Anneの東京にある事務所を訪ねた際、これらの商品をじっくり見せてもらう機会がありました。
どれも手の込んだ 興味深い作品ばかり!
メタルで作った小物やオブジェ。
味のある芸術品です!
右は広告紙で作ったリサイクルバッグ。
大地震で助かった約45000人の人々が、首都ポルトープランスから北西に避難。その貧しい地域の1つであるJEAN RABELにてハンドメイドされているものです。フランスのNGO団体 Initiative Development (I.D.)が人々の生活支援として立ち上げたプロジェクト。
バッグはコーティングしてあるのでとても頑丈です。
パリではマガジンラックなどとして使われることが多いそう!
下はハートのヒーリングストーン。
ハイチに流れる美しい川の近くで、自然と共に育ったアーティスト R.Laratte氏が彫刻を施したハート型のリバーストーンです。自然素材の優しいぬくもりからくるヒーリング効果。そしてリバーストーンに宿るエネルギーは、変化を促進させること。
人が抱える問題の解決を早めるパワーがあることから、治療や浄化を促進させるお守りとして昔から親しまれてきました。
現地の人々の生活にも良い変化が一日も早く訪れて欲しいと願います。
この他にも、革やビーズを使った製品など、色々なアイテムがあります。地域や村によって、調達出来る材料が違うため、作るものも違うそうです。
フェアトレードという言葉、最近では聞くことが多いかと思います。
ただ援助を待つだけではなく、現地の人々が自立し、その労働に対して正当な報酬を得る。ハイチの国政自体も厳しく、道路や水道、その他のインフラもなかなか整わない状況の中、人々がささやかながらも自分でお金を稼ぎ、その喜びを味わってもらう為にAnneは努力を惜しみません。
ハンドメイド商品やパワーストーンアクセサリーを取り扱う arco setteも、まずは このリバーストーンのオブジェから販売しようと考えています。そして今後は少しずつではありますが、商品を増やしていければ、つまり、少しでも彼らの力になれればいいなぁ・・・と。